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T社は、「人とロボットはパートT社の革新的な技術と匠の技は、T社が2002年から参戦した自動車レースの最高峰「F1」(フォーミュラ・ワン)のマシン(車体)開発でも磨かれた。 過去3年間のF1レースで最高順位5位、2004年は入賞4回に留まったT社だが、2005年のシリーズ開幕にあたってドライバーを一新し、優勝経験のあるイタリア人のヤルノ・トゥルーリとドイツ人のラルフ・シューマッハを起用した。

また各数値の分析法などを基礎から洗い直して新しいマシンの開発に取り組み、エアロダイナミクス(空力性能)向上などのためのテストを繰り返して信頼性の高い新マシン「TF105」を完成させた。 こうした成果が実を結び、2005年3月二十日にマレーシアのセパンで開かれたシリーズ第2戦のマレーシア・グランプリ(GP)では、トゥルーリが2位に入り、参戦4年目にして初の表彰台に立った。
「T社F1エンジンのシリンダープロダクツ及びシリンダーヘッドは、愛知県のT社の鋳物工場でつくられている。 その生産工程はT社独自の鋳造方法、卓越した技術集団からなり、できあがった鋳物素材はF1エンジンとして組み立てられる」・東京池袋のT社の自動車展示館アムラックスビルのショールームでは、F1レースに使われたRVXlO1のV型十気筒2千9百918CCエンジンのわきに、こう記された説明書きが見学者の人目を引いている。
F1と言えば、日本の自動車業界では、ホンダの創業者である本田宗一郎がまだ社長だった1964年にホンダが初参戦、二期目の挑戦となった88年にはホンダがエンジンを開発し、2000年から復帰している。 T社のF1参戦も、欧州における知名度浸透や技術開発力の向上をねらったもので、ドイツ・ケルン市郊外に約140億円を投じてT社モータースポーッの開発基地を設け、世界27ヵ国から約5150人のスタッフを集めてマシン開発を進めた。
初めの3年間は好成績を収められなかったが、ようやく蓄積が花開き出したことで、T社の技術陣も意気があがっている。 レクサスなどの高級車開発にも、マシン開発のノウハウの伝承が進んでいる。
ラーレンがデザインしたマシンにアイルトン・セナが搭乗した「マ鵬クラーレン・ホンダ」が16戦中15戦優勝するなどホンダF1の黄金時代を築いた。 F1マシンの開発に参加することは、ホンダの知名度をあげ、技術者の大きな励みとなってホンダの4輪車技術開発に大きく貢献した。


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